活版TOKYO

2015年に行われた活版TOKYO2015のページです。
最新情報は活版TOKYO2016のページをご確認下さい。

トークショー これからの本のありかた【要予約】

横溝健志氏(元武蔵野美術大学教授)

横溝健志氏の写真 40年ほど前、奥様のお父様の句集を活版印刷で製作。表紙は織物作家である奥様の織った布を使っています。本業は大学の教員ですが、プロの印刷屋さんも驚く高い技術の活版印刷物を作られています。酒井九ポ堂・酒井勝郎氏(現九ポ堂の祖父)とも親交がありました。
著書:ビー・エヌ・エヌ新社『思い出牛乳箱』2008、武蔵野美術大学出版局『プロダクトデザイン』2002

影山知明氏(クルミドコーヒー店主)

影山知明氏の写真 西国分寺駅前に、こどもたちのカフェ『クルミドコーヒー』をオープン。2011年には、お客さんとの出会いがきっかけとなり本づくりに着手。2013年に 『クルミド出版』として2冊の本を発刊。そのうちの1冊、小谷ふみ著『やがて森 になる』は、本文を樹脂凸版で組み、九ポ堂の校正機で印刷。また、同最新作 『月の光』では、嘉瑞工房による活字組版・印刷を実現させている。
本づくり協会理事 http://www.honzukuri.org/
著書に、大和書房『ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない 経済~』2015

内容
電子出版の登場で「本」のあり方が大きく変わりました。「紙離れ」に逆行するように、個人や仲間たちと、手間ひまかけての本作りが行われはじめています。今から40年も前、自ら活字を組んで、小さな印刷機で印刷し、製本までして、句集を作られたのが横溝氏。一昨年、西国分寺のクルミドコーヒーの店主、影山氏が、本作りを試みたとき、お手本にしたのが、その横溝氏の本です。そして、できあがったのが、九ポ堂で印刷された小谷ふみ著「やがて森になる」です。時代を経て、本作りで結ばれたお二人をお招きし、「活版での本作りがもたらしたもの」を語っていただきます。活版TOKYOに出展された本の紹介コーナーもあり、お二人からのご講評(感想、激励、賞賛の辞)もいただきます。
日時
2015年7月11日(土)18:00〜19:00(開場17:30)
会場
書泉グランデ7階特設会場
入場料
500円 ※ワンドリンクあり
定員
30名
予約申込
https://coubic.com/kappantokyo/340966
司会進行
酒井草平氏(九ポ堂)

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